データ復旧のデータサルベージ 、今日の記事
データ用語集、vol.50の今回は「通信プロトコル」をご紹介します。
通信プロトコルとは、ネットワーク上でデータを通信するための
手順や規約の集合のことである。
「protocol」には「規約」 「議定書」 といった意味がある。
通信プロトコルはしばしば言語にたとえられる。
例えば、英語しか話せない人に日本語でお願いごとをしても、
日本語がわからないという理由で、願いは聞き入れられることがない。
これと同様に、二つのコンピュータが通信を行う場合にも、
たがいが意思疎通できるような仕組みを持っている必要がある。
通信プロトコルは、端末が通信する場合に際して、
最初に情報を発する端末の選定、送信するデータの形式、
パケットの構成、あるいは通信エラーが起こった場合の対処法などを細かく取り決めている。
これによっていかなる場合にもスムーズな連携を行うことが可能となっている。
インターネットでWebページを見る場合、
WebブラウザやWebサーバは「HTTP」 (Hyper Text Transfer Protocol) という
通信プロトコルを利用して通信を行っている。
HTTPは、TCPと、その下で具体的な通信を行うIPという2種類の通信プロトコルを使用している。
ちなみにHTTPはRFC 2616として規格化されている。
また、ユーザがプロバイダと電話回線によって接続される際には、
ユーザのコンピュータとプロバイダのコンピュータはPPPという
通信プロトコルを用いて通信を行っている。
地方モデムは、エラー訂正やデータ圧縮に、
MNPなどの通信プロトコルを使用している。