データ復旧 のデータサルベージ 、今日の記事
データ障害事例、vol.1の今回は「ヘッドクラッシュ」をご紹介します。
ハードディスクドライブの内部では、プラッタと呼ばれる記録媒体の円盤に
プラッタの表面すれすれの位置に浮いたヘッドからデータが読み書きされます。
しかし、この隙間にダストなどが入り込むとヘッド及び磁性面に傷が付き始め、
やがてその摩擦力によってヘッドがバウンドし、
ますます大きな傷がついてしまいます。
最終的にはヘッドが吹っ飛んでしまう事もあります。
また、磁性面に塗布されたライナーと呼ばれる潤滑剤の劣化が原因となる事もあります。
その他、ヘッドに強い衝撃力が加わった場合にヘッドが磁面性でバウンドするなど、
ヘッドの高度が不安定になり、
円盤を傷つけるようになる事も考えられます。
また、ヘッド吸着になりかけの場合、
円盤部が回転を開始する際にヘッドが吸着面よりはがれバウンドし、
ヘッドクラッシュに陥ってしまう場合もあります。