データ復旧のデータサルベージ 、今日の記事
データ用語集、vol.30の今回は「LSI」をご紹介します。
多数の機能を1個のチップ上に集積した超多機能LSI。
ポータブルオーディオやデジタルカメラなど、
特定用途の電子機器に組み込まれている。
一般に、システムLSIを使用すると、複数のLSIを使用して組み込み機器を設置するのと比べ、
配線が単純に出来る。
また、LSIの固有面積も少なkなる為、機器の小型化も容易になる。
システムLSIを用途に合わせて「詰め合わせた」ような構造になっている為、
機能が固定された組み込み機器に適した構造であるといえる。
しかし、汎用性の高いPDAなどの組み込み機器でも、
例えばマイクロプロセッサと動画処理チップなどをシステムLSIとして集積して、
マイクロプロセッサでは処理能力が足りない動画処理を動画処理チップの部分に肩代わりさせるという、
「マイクロプロセッサ+アクセラレータ」構造での利用が考えらる。
システムLSIは「詰め合わせ」構造となっている特性上、
システムLSIメーカは開発済みのLSI回路を顧客のニーズに合わせて組み換え、
それぞれの顧客に適したシステムLSIを販売する事も出来る。
このようなオーダーメイドのシステムLSIは、
開発コストも製造コストも安く上がるが、
多機能である事から通常より高い価格で販売できる。
この為、収益を上げやすい高付加価値商品として、メーカーの期待が大きい製品となっている。