データ復旧用語集 vol.103

データ復旧 のデータサルベージ 、今日の記事

データ用語集、vol.103の今回は「LTO」をご紹介します。

LTDとは、IBM社、Hewlett-Packerd社、Seagate Technology社の3社が

共同で策定した磁気テープ記憶装置の規格。

大容量、高速読み書きを目指したテープ規格で、

特に大容量を指向した「LTO Ultrium」(ウルトリウム)と、

特に高速読み出しを指向した「LTO Accelis」(アクセリス)の2種類の規格がある。

製品化が先行したLTO Ultiumは1998年4月に最初の規格が公開され、

2000年8月に最初の製品が出荷された。

現在の規格は2002年4月に公開された第2世代で、

転送速度40MB/s~80MB/s、テープ長580mで容量400GB(データ圧縮時)を実現している。

LTO Ultiumのテープカセットは105.4mm×102.0mm×21.5mmの

ほぼ正方形をしていて、このカセット内に幅0.5インチ(約13.5mm)、

長さ580mmのテープを格納する。

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LTO Ultiumについては4世代に渡る今後のロードマップも示され、

第2世代に続く第3世代では80MB/s~160MB/sの転送速度、

テープ長800mの仕様で第2世代の倍の容量800GBのもの、

さらに第4世代では転送速度を160MB/s~320MB/sに高めた容量1.6TBのものが

計画されている。

LTOはDLTやDATなど他の磁気テープ規格の対抗馬として登場したもの、

規格策定から製品の登場まで2年余りを要し、

さらには200年に発表予定としていた第2世代の規格も

2002年4月にようやく発表されるなど、

必ずしも順調とはいえない状況にある。

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